この記事では、なぜ、あなたがブログ(文章)を書けないかを解説し、書けるようになるための具体的な方法についてお話します。
文章を書くのって、難しいですよね。
ブログを始めようと思っているのに、何を書いてよいか分からないことってあると思います。
「観察力」を鍛えることで解決します。
良い観察ができるようになれば、ブログ(文章)が書けるようになります。
はじめに
あなたがブログ(文章)が書けないのは、観察力がないからだ。
継続力がないからじゃない。
文章を書く才能がないからじゃない。
こんな経験はないだろうか?
・同じ映画を見ても、素晴らしい感想を言う人と「おもしろかった」で終わる人がいる
・同じビジネス書を読んでとても感銘を受けて、やる気になったけれど、数日すると忘れてしまっている
・絵画を見ても、感想が出てこない・・
なぜだろう?
そう、観察力がないからだ。
ブログ(文章)が書けないのは、観察力がないという仮説を立てて、話を続けていく。
観察力とは何か
ちょっと待て、待て!
観察力ってなんだよ〜!!
ということで、観察とは?観察力とは何かについて考えてみよう。
観察とは
物事の真の姿を間違いなく理解しようとよく見ること
引用:広辞苑
観察力とは
細かく観察して、細かな物事によく気付く様子、観察の結果を多く得られる様子、などの意味の表現
引用:weblio辞書 観察力
分かりそうで、分かった気になっているような感じがする。
が、分かっていない。
僕は、観察力の鍛え方を学ぼうとこの本を手に取った。
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)
この本を読めば、観察力の鍛え方がわかる。
そして、観察力があれば、文章を書くことができる。
ただ、あなたは忙しい。
忙しいが、早くブログ(文章)が書けるようになりたいと思っている。
だから、僕がこの本「観察力の鍛え方」を読んで、ブログ(文章)を書くためのエッセンスをまとめてみる。
大事なことは、これ
↓↓↓
いい観察は、ある主体が、物事に対して仮説をもちながら、客観的に物事を観て、仮説とその物事の状態のズレに気づき、仮説の更新を促す。
一方、悪い観察は、仮説とその物事の状態に差はないと感じ、わかった状態になり、仮説の更新が止まる。
あなたがすることは、
あなたが見ているものに対して、
仮説をもちながら、
客観的に物事を観察する。
そして、仮説とその物事の状態のズレに気づき、問いを立て、
また仮説を立て、
仮説→観察→問い→ 仮説→観察→問い → 仮説→観察→問い
この無限ループのサイクルを回していく。
何を書いたら良いのか
文章を書こうと思ったら、何について書きたいだろうか。
どんなものに興味があるだろうか?
また引用させてもらうと、
観察は、問いと仮説の無限ループを生み出すもので、その無限ループ自体が楽しいものであるため、マンガをはじめとする様々な創作の源になりえる。
このとおり、問いと仮説の無限ループが楽しいこと。
それが創作の源になる。
だから、
あなたの好きなものについて書けば良い。
あなたが楽しいと思っている「その物事」について書けば良い。
そして、「その物事」をよく観察するんだ。
観察を阻む3つの要因
悪い観察をしてはいけない。
良い観察をしようとしても、実際は観察を邪魔してくるヤツがいる。
しかも、なんとソイツは、自分の中にいる。
それをしっかり知っておこう。
1.認知バイアス
認知バイアスとは、常識や偏見、言葉、概念など、「脳」の認知が歪んでいることで、見え方が変わってしまうこと。
アインシュタインは、こんな言葉で認知バイアスを教えてくれている。
『常識とは、あなたが18歳までに身につけた偏見の塊である』
あなたは、常識や偏見を持って、物事を見ている。
2.身体・感情
観察は、身体・五感を通じて行われる。
その状態によって観察の質は大きく左右される。
・疲れた体と体調万全な体では、同じものを見ても観察の質は変わってくる
・怒っているときと機嫌がよいときでも、観察の質は変わってくる
複数の感情があるように、観察も感情によって、見るポイントが変わる。
あなたは、身体や感情に左右されて、物事を見ている。
3.コンテクスト
コンテクストとは、文脈、背景として使われることが多いが、
ここでは、前後の時間軸、空間という意味で使っている。
TPOに合わせるという言葉でたとえると、
・スーツの中で一人だけスウェットの人がいたら、だらしない人に見えるかもしれないが、みんながスウェットならばリラックスした集まりに見える。
・休日に子供と遊んでいて、緊急の対応で会社に来た人は、スウェットを着ていても、だらしなく見えないかもしれない、逆に誠実な人として見られるかもしれない。
空間、時間軸によって対象の見方が変わることがある。
あなたは、身体や感情に左右されて、物事を見ている。
このように、「脳」、「身体・感情」、「時空間」によって、観察の精度は変わってくる。
著者の佐渡島さんは、この3つの要因を『メガネをかけて、世界を見ている』と言っている。
メガネをかけていることを理解し、世界を見ることが、観察のスタートだ。
観察力を鍛えてアウトプットしよう
なぜ観察力を鍛えるのか?
- 観察力が鍛えられると、インプットの質が上がる
- インプットが溜まると、「感性」が身につく
- 感性が上がると、気づくことの質と量が圧倒的に増える
- アウトプットの質も上がる
→だから、観察力を鍛えれば、文章(アウトプット)がうまくなる。
観察のサイクル
まず仮説があって、観察、問いの順に回っていく。
①仮説
②観察
③問い
この順番。
どのように観察するか
観察の方法は、この4つ。
- まずは、見たものを「ちゃんと言葉にする」こと
- 他の人がどのように見たのか情報を集める
- 記憶は信用せず、データに当たる
- すべての学びは、「真似る」から始まる
1.まずは、見たものを「ちゃんと言葉にする」こと
この時に、客観的な事実と主観的な感想を一緒にしないこと。
2.他の人がどのように見たのか情報を集める
同じ絵や本を読んだ人が、どのようにそれを見たのか、情報を集める。
他人の視点でメガネをかけてみる。
3.記憶は信用せず、データに当たる
「今日は暑い」は事実として確認できるが、「今年は暑い」は、データと照合しないとわからない。
4.すべての学びは、「真似る」から始まる
「型」は観察するための道具。
「型」を覚えるとき、はじめは暗記でいい。
さいごに
絵、音楽、映画、本、スポーツ観戦。
同じものを見たのに、一流の人のアウトプットと自分のアウトプットの雲泥の差に才能の違いを見せつけれられることがあった。
この違いはなんなんだろう。
本当に才能の違い?
俺は、どれだけアウトプットしているんだ。
どれだけ量をこなしているんだ?
あの人アウトプットの量に勝っているのか?
才能の違いなんかじゃなかった。
圧倒的なアウトプットの量を違いだ。
苦手だからで、終わらせるな。
永遠にアウトプット初心者でいるな。
観察力を鍛えよう。
あなたはメガネを掛けて世界を見ている。
まずは、見たものを「ちゃんと言葉」にしていこう。
よし、書こうか。
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