子供と行けるキッズカフェ。親子カフェって儲かるの?

こんにちは、けんぱぱです。

ブログ39日目!

はじめに

この記事では、親子カフェの経営のアレコレついて考えたことを紹介します。

赤ちゃんと行けるカフェやランチできるお店って探すの大変ですよね。

そして、少なくない?

全然ない。

 

あっても潰れてしまったり。

ママさん達にはとても助かる場所なのに。

小さな子供を持つママさんからすると、近所にあったらいいなと思う人は少なくのではないでしょうか。

どうして少ないのかな?

儲からないのかな?

ちょっと調べてみました。

親子カフェ経営に興味がある方。

お客様としていくママさんの役に立ちますように。

親子カフェって?

毎日、仕事に家事に育児と、ママは大忙しです。
ママがリフレッシュできる場所はありますか?

子どもと遊びにいけるところって、けっこう限られていますよね。
子連れで入れるお店って本当少ない。

だから、いつも自宅や公園になってしまう。

ファミレスでゆっくり食事なんて出来ませんよね。

けど、たまには外でゆっくりお茶やランチしたいと思いませんか?

ママも子どもも楽しめる場所、子どもは遊び、ママはゆっくり。
子どもを遊ばせておきながら、ママは少しゆっくりできる場所。

それが親子カフェです。

キッズカフェとも言いいます。

お店にもよりますが、安心な食材を使った料理があったり、

キッズスペースやおもちゃ、絵本で子どもが飽きずに遊べて、楽しめるカフェ。

 

キッズメニューや離乳食があり、気軽に食事を楽しめるカフェ。

ベビーベッドやオムツ替えスペースが用意されているのも嬉しいですね。

親子カフェの料金、システムは?

キッズカフェの料金システムは、2時間予約制や、1時間毎の利用料金がかかるなど。時間を区切り、1人1オーダー制で飲食代を支払うことが多いようです。

料金システム

①2時間の予約制で大人のランチ、ドリンクが付いて1600円。
子供は別でランチ、ドリンク付きや離乳食を1オーダー制(500円)

②1~6歳の子どものみ、入場料1時間500円(フリードリンク込)
15分毎に100円。大人は入場無料。飲み物や、ランチをオーダー。

③大人ランチ950円+施設利用料(300円×2時間)600円=1550円(フリードリンク込)
子どもランチ600円+施設利用料(200円×2時間)400円=1000円(フリードリンク込)

などなど。

 

地域により、値段の差はあると思いますが、

平均すると2時間の利用、ランチ・ドリンク付きで、大人1500円・子供500円くらいが相場でしょうか。

予約制のところと、予約なしで利用できるところがありますね。
ただしテーブルに限りがあるため、土日やGW・夏休みなど事前予約を受け付けているキッズカフェもあります。

お店によって色々なサービスがあります。

  • お店に出前を頼めるお店もあります。食べ物は提供しないけれど、利用者はお弁当を持参するか、出前が頼めます。
  • ドリンクはフリードリンクになっていて、お茶、ジュース、コーヒー、味噌汁がフリーのサービスも。
  • ミルク用のお湯も、ウォーターサーバーでいつでも使うことができます。
  • 絵本の読み聞かせ、手遊び、子どもが楽しめるイベントがあったり。
  • ベビー撮影会、英会話・ベビーマッサージなどママの習い事レッスンを開催しているキッズカフェもあります。
  • 「見守りつき」カフェもあります。キッズスペースで子どもたちを見守り、子どもの遊び相手もしてくれます。
  • お酒がお好きな方のためにアルコールメニューもある店も。

 

色々なお店がありますね。

親子カフェって儲かるの?

正直、結構厳しいのが現実なんではないでしょうか?

喫茶店やカフェは近くにあっても、親子カフェはあまり多くないですね。

前に行ったお店にいったら、潰れてしまっていたなんてところもありました。

1日の売上はいくらだろう?

売上を決めるのは、客数と客単価です。

1日何人のお客様がきてくれるのか、そのお客様が使ってくれる金額がいくらなのか。
この2つを掛け合わせると、売上が計算できます。

・営業時間:10時〜16時まで(合計6時間)
・回転数:3回転(予約制で10時〜12時、12時〜14時、14時〜16時)
・座席数:6席(4名用3席、2名用3席)、10坪程度
・1回転の人数:大人9人、子供9人(大人2人と子供2人が3席、大人1人、子供1人が3席)
・単価:大人1500円、子供500円
・1回転の売上:18000円    大人(1500円×9人=13500円)+子供(500円×9人=4500円)

1日の売上=54000円   (18000円×3回転)

1ヶ月の売上=162万円(54000円×30日)

これだけだと、多いか少ないか、儲かっているのかわからないですね。

運営上かかる費用・経費は?

そこで、経費を考えましょう。

お客様一人ひとりが支払ったカフェ代、ランチ代の中から、経費が支払われています。
どのような経費があるのでしょうか。

そして、これらの経費を支払って残ったものが、儲け(利益)になります。

  1. 仕入れ材料費:飲み物代、食材
  2. 人件費:お給料、交通費など
  3. 家賃:月々の家賃
  4. 水道光熱費:電気代、ガス代、水道代
  5. 通信費:ネット回線、電話代
  6. 消耗品費:ティッシュ、トイレットペーパー、ペーパータオル、ウェットティッシュ、洗剤など
  7. 広告費:ホームページ製作費、チラシやショップカード製作費、グルメサイト掲載費など
  8. その他の雑費

 

一般的なカフェより、キッズスペースやオムツ替えなどにより、子ども用の備品も多く必要なので、経費がかかりそうです。

 

材料費はいくら?

仮に、ランチ・ドリンクの経費を大人350円、子供150円とすると、
1回転の人数が大人9人、子供9人なので、
1回転の材料費は、4500円になります。【(350円×9人)+ (150円×9人)】
1日の材料費は、13500円。(4500円×3回転)

1ヶ月の材料費=40万5000円 (13500円×30日)

人件費はいくら?

1日2人で働きます。(夫婦)
勤務時間は、9時〜17時までの合計8時間。
時給は1000円。

1日の人件費=2人×1000円×8時間=16000円

1ヶ月の人件費=48万円  (16000×30日)

 

いくら儲かるの?

計算出だした売上、材料費、人件費などを表にして、儲け(営業利益)を出してみました。

※家賃15万円(10坪程度)、水道光熱費3万円、通信費1万円、消耗品1万円、広告費2万円
※1ヶ月毎日営業、毎日満席の計算です。

項目 金額 比率
売上 売上高 162万円 100.0%
 

経費






材料費 40.5万円 25.0%
人件費 48万円 29.6%
家賃 15万円 9.2%
水道光熱費 3万円 1.9%
通信費 1万円 0.6%
消耗品 1万円 0.6%
広告宣伝費 3万円 1.9%
 儲け 営業利益 50.5万円 31.2%

 

営業利益:売上ー経費
=162万円-111.5万円=50.5万円

営業利益率:営業利益÷売上×100
=50.5万円÷162万円×100=31.2%

座席数6席の小さなお店を夫婦2人でやっている設定で計算してみました。
計算を分かりやすくするために、30日間毎日営業して、満席で1ヶ月の儲けが50万5千円です。

実際は、もちろん休日も取るだろうし、毎日満席は難しいので、7割くらいで計算すると、35万円くらいの儲けです。

これを毎月毎月、何年も続けていくのって大変そうですね。

ちなみに、目指す利益率は30%、よく儲かっている飲食店で15%~20%。ぼちぼちの飲食店で10%前後と言われているようです。

キッズカフェを始めるのに掛かる初期費用は?

1、物件取得費
保証金は家賃の10ヶ月分くらい、礼金と仲介手数料は1ヶ月分くらい、合計して月額家賃の12ヶ月分程度が必要です。
家賃15万円なら、180万円。(15万円×12ヶ月)

2、内装工事費用
内装工事費とは、設計費、材料費、家具、インテリアなどを指します。
10坪のスペースを想定。坪単価20万円とすると、200万円

3、家具や厨房機器導入費用
シンク、厨房機器、エスプレッソマシン、オーブン、空調設備、冷蔵庫、家具などで100万円

4、材料費・消耗品費
材料費、食器、包装資材などで、40万円

5、広告宣伝費
ショップカード、チラシ、HP作成費用などで、20万円

6、運転資金
キッズカフェ経営が軌道に乗るまでの予備の開業資金のことです。スタッフの給料や仕入先への仕入代金の支払い、家賃や水道光熱費の支払いなど毎月出ていく支払いに当てるための資金です。

万が一、赤字の期間が続いても経営を続けていくための資金。運転資金の目安としては、月額家賃の10ヶ月程度なので、15万×10ヶ月で、150万円

カフェを始めるための初期費用はいくら?

合計すると、690万円。

最低限必要なもので出してみましたが、これくらい掛かるんですね。

これから親子カフェを始める人へアドバイス

家事も、仕事も頑張っているママのため。
子どものために一生懸命頑張っているママのため。

そんなママさん方が少しでもほっと一息つけるようなカフェ、子どもと一緒でも気軽に入れるカフェを作りたい。

ママも子どもも楽しめる場所、子どもを遊ばせておきながら、ママは少しゆっくりできる場所を作りたい。

そう思って、親子カフェ・キッズカフェを始めようと思っている方もいるかもしれません。

是非頑張ってほしいと思います。

飲食店で成功している2つのお店の話です。

 

1つ目は、マクドナルド

◎お客様に来店していただくための集客商品(フロントエンド商品)を作ること。
あのお店は〇〇があるから行こうと思ってもらえる集客商品を用意しておくこと。
マクドナルドでは、100円マック・100円コーヒー。

◎儲けを取りに行く本命商品(バックエンド商品)を作る
儲かっているお店では、原価率が低い本命商品を持っています。
100円マックがある一方で、マックポテトは、仕入原価19円のものを250円で販売していると言われています。原価率は、7〜8%。
バックエンド商品とすべきものとしては、調理に手間がかからないものや仕入価格が低いもの、比較的よく注文が入るものなど。

2つ目は、コメダ珈琲店

昔ながらの喫茶店スタイル、居心地の良さを提供するカフェチェーン。
ターゲットが明確で今後人口が増加する高齢者。
営業利益率30%超。
モーニングサービス、一番価格の低い「ブレンドコーヒー」でも420円のため安くはないが、
パンやコーヒーは自社グループから直接取り入れているため、原価はかなり低い

・難しい調理も必要ないメニューで、厨房は小さくて済む
・厨房を小さくし、広い店内スペースを確保出来る
・材料の種類が少なくて済むのでロスが出ない
・簡単にすぐに食事メニューを提供できる

飲食店を成功させるコツは、この3点。

  1. 経費を削減する
  2. 客席稼働率を上げる
  3. 客単価を上げる

頑張ってください。

さいごに

キッズカフェ、親子カフェビジネスについて、色々調べてみました。

僕も妻も子どもとカフェにいきたい、ランチに行きたいと思うけど、なかなか子どもと行ける場所がなくて困った経験をしていました。

たまたま行ったことのあるキッズカフェがいつも満席で人気のお店だったので調べてみましたが、うまく行っていないお店も多いようですね。

もっと子どももママもパパもゆっくり出来る場所があってほしいなと思っています。

キッズカフェ、親子カフェの経営、カフェの経営に興味がある人の参考になれば嬉しいです。